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sambashareグループでアクセス制限設定

Sambaでファイル共有では誰でもアクセスできる共有フォルダを設定しました。

このページでは、UbuntuにおいてはSambaをインストールすることによってsambashareグループが自動的に作成されるので、このグループに所属するユーザーがホームディレクトリやその他にアクセスできるファイルサーバーを設定します。

Sambaのインストール

端末から…

$ sudo apt install samba


フォルダの作成

共有するフォルダの作成、ここでは「/var/samba」としました。

$ sudo mkdir /var/samba/

パーミッションの変更

$ sudo chmod 777 /var/samba/


フォルダの設定

sambaの設定は「/etc/samba/smb.conf」に記述します。
エディタでファイルの末尾に以下を追記します。

[SambaShare]
path = /var/samba
writable = yes または「read only = no」
browseable = yes
valid users = @sambashare
force group = sambashare
force create mode = 0660
force directory mode = 0770

参考ページ:smb.confについて

ユーザーのホームにも接続する

[homes]
comment = Home Directories
browseable = no
writable = yes

ユーザーの設定

ユーザーをsambashareグループに追加します。ここでは「peconet」
※ 自身を追加した場合、一度ログアウトしないと反映されません

$ sudo gpasswd -a peconet sambashare

sambaにもユーザー登録

$ sudo pdbedit -a -u peconet


sambaを再起動して変更内容を反映します。

$ sudo systemctl restart smbd


Windowsから接続

エクスプローラーに「\\IPアドレス」または「\\ホスト名」で接続。

ユーザーフォルダ「peconet」と「SambaShare」に接続された。
Sambaへ接続



ユーザーフォルダを開いてみる(隠しファイルも表示した状態)
ユーザーフォルダを開く


ファイアーウォール

sambaは標準ではTCPの445番を使用するので、ポートを解放します。

$ sudo ufw allow 445/tcp

確認は…

$ sudo ufw status

再読み込み

$ sudo ufw reload


その他

sambaの自動起動設定

$ sudo systemctl enable smbd

sambashareグループへのユーザー追加

$ sudo gpasswd -a ユーザー名 sambashare

sambashareグループからのユーザー削除

$ sudo gpasswd -d ユーザー名 sambashare

sambaユーザーの登録

$ sudo pdbedit -a -u ユーザー名

sambaユーザーの削除

$ sudo pdbedit -x -u ユーザー名

sambaユーザーの確認

$ sudo pdbedit -L

sambaユーザーのパスワード変更

$ sudo smbpasswd -U ユーザー名